会長メッセージ

会長メッセージ

 2020年度捜真女学校同窓会長となりました、高18回阿部美子と申します。

会長職は会則により、総会での承認を得て職につくと定められています。しかし本年は総会を中止せざるをえない状況のもと、同窓会役員会の承認によって就任しましたことをご了解ください。

 同窓会は1906(明治39)年の発足以来、経済的困難、戦争に直面しながら、母校で育まれたことを感謝し、学校のよりよい教育活動を支える役割を果たしたいとの思いから活動を重ねて参りました。

 しかし今年度はこれまで積み重ねに加え、多くの試行錯誤が求められます。まさに五里霧中の中、暗中模索をしなければなりません。しかし模索は捜真の姿勢そのものです。1892(明治25)年校名を定めた時、候補として「索真」と「捜真」があり、当時の生徒たち全員に図った結果、多数決で「捜真」に決定しました。「索」・「捜」いずれも私達同窓生の生きる姿勢と言えましょう。

 今年度の役員会は高16回から高46回の21名、事務局1名、高12・高13の会計監査2名が取り組みます。卒業後の社会経験を活かし、発言力・行動力に富み、同時に柔軟な判断力を持って協力しあえる役員です。「例年通り」が意味をなさない今年度、同窓会とは何か、自分の役割は何かを考えつつ、時が来たならすぐ行動に移れるよう準備いたします。

 40年ほど前、担任した中1のクラスにいた卒業生が手作りマスクを送ってくれました。「こんな時だからこそ大切なことを見失うことのないように頑張っていきたいです。捜真の、決して絶望せずに希望を持って!!の言葉を思い出します」と添えられていました。

捜真で培われた力とその後の努力によって活躍する卒業生、地味でも着実に役割を果たす卒業生、模索するなかで自己を発見する生き方は捜真教育そのものです。その捜真教育を支える役割を共に果たしましょう。

 横山茂理事長、中島昭子学院長、中山謙一校長、教職員の方々、在校生の皆さん、保護者の皆様、そして医療・看護・保育・教育・介護など広い分野で労している多くの卒業生に感謝と応援を送りたいと思います。

 

 高60回卒業生の保護者の皆様から2008年度頂いたカードのメッセージを添えます。これは同窓会報第1号(1909〈明治42〉1/15日発行)に寄せられたカンヴァース先生(第二代校長)のメッセージです。(前会長遠藤真理訳)

「私の愛してやまない捜真の娘たちへ」

 「勝利に続く人生を歩んでくださるように勧めます。状況がどんなに過酷であっても、それに押しつぶされてはなりません。むしろ状況を克服するのです。苦しみはあなた方をより強い人間へと鍛え上げてくれます。高きを見つめ、力強く前進するのです。祈りにおいて主に近くあり、み言葉を読み、み言葉に従うのです。そうすればあなたの道がどんなに暗く険しくとも、必ずや勝利へと導かれるでしょう。」