花咲く同窓生

多様化する社会の中で「地の塩、世の光」としてたゆみない歩みを続けている卒業生を紹介します。
既に神様のもとに召された方々に対しても、記憶にとどめ、敬意を表したいと思います。
1965年卒業(高17)

櫻井 正子

Sakurai Masako
認知症介護指導者
【略 歴】

東洋英和女子短期大学英文科卒業

三育学院カレッジ看護学科卒業

スウェーデン、シルビアホームにて認知症ケアを学ぶ

1995年(平7) 横浜市の認可を得て鶴見区ホームヘルパー養成研修を主催
1996年(平8) 住民参加型ボランティアグループ、ヘルパーステーション「あしほ」設立
高齢者や精神障害者の在宅支援活動
1997年(平9) 横浜市モデル事業としてグループホーム「オリーブの家」設立
認知症でも普通の生活をめざす新しいコアケア
2013年(平25) 社会福祉法人よつば会特別養護老人ホーム「生田広場」(川崎市)開設
2018年(平30) 「オリーブの家」を鶴見区東寺尾へ移転させるため建設中(2019年4月開設予定)
〈資 格〉

認知症介護指導者/介護支援専門員/主任介護支援専門員/看護師/北里大学大学院看護研究科非常勤講師(老年看護学) 

〈執 筆〉

『認知症の人のためのケアマネジメント・センター方式の使い方、生かし方』『認知症ケアの悩み解決ブック』

 

《捜真の想い出》

 捜真女学校に入学して礼拝は初めての経験でした。ちょうど空腹感を覚える頃、お祈りの合い間に「グーグー」こらえきれない忍び笑い……。厳粛であるべき時に不謹慎な偶発にうろたえてしまった日々を思い出します。

 昨年から母校での毎月1回の「シャローム(讃美歌を歌いましょう)」に参加しています。

 午前中から昼前までの礼拝と同じ時間帯なのに、今では空腹感などありません。年代を超えた同窓生のお仲間とのハーモニーが心を潤し、讃美歌が心にしみる日々となっています。

認知症ケアの仕事に携わって30余年。介護することは実に多くの事を教えてくれます。そこには学びと喜びがあります。誰もがあらがうことのできない命のゆくえ―私自身も受け入れる心の準備をしています。

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