花咲く同窓生

多様化する社会の中で「地の塩、世の光」としてたゆみない歩みを続けている卒業生を紹介します。
既に神様のもとに召された方々に対しても、記憶にとどめ、敬意を表したいと思います。
1992年卒業(高44)

工藤 麻実

Kudo Asami
パティシエ

1992年 捜真女学校卒業
同年 学習院女子短期大学食物専攻入学
1994年 エコール辻製菓専門学校入学
1995年 渡仏
1996年 都内製菓店に勤務
2004年 自宅にてお菓子教室主宰
2005年 マルシェ主宰
2011年 焼き菓子店開業
2022年 同店にてジェラート開始

 

週に1日だけオープンする小さな焼き菓子店『Rue5(リュサンク)』を始めて11年になります。おかげさまで地域の方、更には遠方からのお客様もいらして感謝の日々です。

「食に関わる仕事がしたい」中学2年の頃にパティシエへの憧れを抱き、製菓学校の案内を取り寄せ、それを眺めては本場フランスでお菓子を学びたいという夢を膨らませていました。お菓子を焼いては友人に食べてもらっていた捜真での日々は懐かしい思い出です。

短大では食物学を学び卒業後念願の製菓専門学校へ進学、翌年にはフランスへ留学しました。

帰国後は数店のパティスリーに勤め、出産後はしばらく育児に専念。長女3歳、次女1歳の時に『ママによるママのためのお菓子教室』を自宅にて開講しました。講師である私も生徒さんも子連れというスタイル。お互いの子供を遊ばせながらのレッスンです。内容も育児の合間でも作りやすく、ヘルシーで子どもと楽しく仕上げられるものなどを心がけました。

その後お菓子とハンドメイド雑貨のイベント主宰、保育園の食育講師を経て今に至ります。材料はなるべくオーガニックなものを。スペシャリテは『大吟醸酒粕豆乳スコーン』和の食材にも惹かれ積極的に取り入れています。

これまで食を通してたくさんの笑顔に出会えた事は私にとって何ものにも代え難い宝物です。ここまで関わってくださった方々へ感謝しつつ今後もお菓子を通して貢献できることを形にしていきたいと思っています。

 

2022.10.31 公開

こちらもご覧ください