花咲く同窓生

多様化する社会の中で「地の塩、世の光」としてたゆみない歩みを続けている卒業生を紹介します。
既に神様のもとに召された方々に対しても、記憶にとどめ、敬意を表したいと思います。
TomitaKeiko2018
1955年卒業(高7)

冨田 恵子

Tomita Keiko
女優
【略歴】

俳優座養成所入学  第7期生として3年修了

〈映 画〉

黒澤明監督「天国と地獄」(1963年) 「赤ひげ」(1965年) 「悪魔の手毬唄」(1977年) その他

〈テレビ〉

NHK連続テレビ小説「いちばん星」「水色の時」 その他

〈ラジオ〉

ラジオ関東「昨日の」(永六輔、前田武彦、大橋巨泉らと共に台本無しのトーク番組)

〈ミュージカル〉

「屋根の上のヴァイオリン弾き」(初演より)「オズの魔法使い」「シェルブールの雨傘」「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」 「ラ・マンチャの男」「サウンド・オブ・ミュージック」「風と共に去りぬ」その他

〈東宝、帝劇の舞台〉

「細雪」「女三の宮」「芝櫻」17回菊田一夫演劇賞受賞 「滝の白糸」「白蓮」「長崎ぶらぶら節」「女系家族」その他

〈2018年現在〉

2018年 7月明治座「川中美幸公演」に出演
2018年 11月~12月舞台「ペコロスの母に会いに行く」
読み語り「響の会」参加

 

《捜真の想い出》

 捜真女学校に入学してから、勉強は疎かにして大野一雄先生の現代舞踊の指導を受けたり、演劇部に入って舞台に夢中になっていました。卒業間近の頃、芦刈正先生、曽根暁彦先生が出身校である早稲田大学「自由舞台」の学生(三宅さんら3人)を演出のためにと捜真に呼んでくださいました。男子大学生が女子校へ‼ その時、初めて演劇とは? 演技とは? と厳しい現実を見せていただき衝撃を受けました。そして、役者になりたい、舞台で演じたい、と強い想いが芽生えたのです。その結果、俳優座養成所の3年制を受験するため勉強しました。それが私の役者人生の始まりです。

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