クリスマスメッセージ
愛する同窓生の皆様
クリスマスおめでとうございます。
今年もイエスさまの御降誕をお祝いし、感謝する時を迎えました。捜真でお祝いした本物のクリスマス、そしてハレルヤ・コーラスをなつかしく思い出されることでしょう。
イエスさまの誕生を待つ時を、アドヴェント(待降節)と言います。冒険・アドヴェンチャーは、アドヴェントと関係のある言葉です。神様は大切な独り子・イエス様を私たちの中に送るという大冒険をなさいました。
何のための大冒険でしょう。「神様の愛」を伝えるためでした。聖書は、「神様が人間を愛し、罪から救う」ことを伝えています。聖書の罪は犯罪ではありません。私たちは「神様はいらない」、「神様なしでも生きていける」と、神様を無視し、自分が神様のような生き方をすることがあるのです。それを罪と言います。
私たちが神様を無視しても、神様は私たちを無視なさいません。神様は、私たち一人一人を大切に思っている、愛していることを知らせたいと願っていらっしゃるのです。その神様の愛に気がつかない私たちに、神様が「これなら、わかるだろう」と決断されたのが神様の大切な独り子、イエスさまを私たちの中に送ることでした。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである」ヨハネによる福音書3:16-18
神様の愛を伝えるために誕生されたイエスさまの生き方は、どのような生き方だったでしょう。嫌われている人、差別に苦しんでいる人、悲しみの中にいる人、社会の片隅にひっそりと生きている人、イエスさまはそのような人たちに寄り添い、「あなたは独りぼっちではない。私はいつも、あなたと共にいる」と全存在をかけて示されたのです。
「あなたは独りぼっちではない。You are not alone.」
私たちは、皆、いろいろ悩み、問題を持っています。家族のこと、仕事のこと、経済的なこと、病気や年をとる不安、死への恐怖、など、生きることは絶えず心の揺れ動くことを抱えることかもしれません。そのような私たちをイエスさまは決して見捨てることをなさいません。イエスさまは、あなたに寄り添い、あなたと共にいるために、「インマヌエル・神は我々と共におられる」という名前を持って誕生されたのです。
クリスマスは神様がイエスさまをプレゼントとして私たちにくださった時です。神様からのプレゼントを感謝して頂きましょう。そして、心からの賛美を捧げましょう。
皆様の心にイエスさまが誕生し、皆様の心が神様の愛で満たされ、喜びの時となりますようにと願い、祈っています。
あなたは、どんな時でも独りぼっちではありません。
You are not alone.
飯島節子