青年海外協力隊として派遣されたザンビアで、私は何1つ成し遂げることができませんでした。コロナの感染拡大に伴い日本へ緊急帰国したのが昨年の3月下旬。帰国直後は1年振りの日本のコンビニを全力で楽しんでいました。しかし再派遣が絶望的になってから襲ってきたのは、農家さんへきちんと挨拶する時間もなく、プロジェクトも中途半端になってしまったことに対する申し訳なさでした。
それでも派遣されたからこそ学んだことがあります。ザンビアの農家さんの生活は豊かであること。そして“豊かさ”は人と比べられるものではないということ。ザンビアには損得抜きに他人へ手を貸せる人がいて、一発殴ったろうかと思うぐらい嫌な奴もいることです。日本と同じぐらいザンビアは人に優しい素敵な国です。
またいつか、次にいくときは本当に活躍できる人材としてアフリカへ戻りたい。そのために今は日本で経験と技術を積もうと思います。
M.U. (高64回) 2012年卒